委員会で質疑に立ちました(文教科学委員会)
- Hirata Inaho
- 2024年6月11日
- 読了時間: 2分
更新日:4月11日
芸能従事者の権利擁護についての質疑を行いました。まず、私が先週参加した集会について触れました。この集会は、芸能従事者やクリエーターの実態と課題を議論するもので、非常に多くの有意義な意見が交わされました。私も長年芸能従事者として活動してきた経験から、参加し、実際に現場で直面していた問題に共感しながら話を聞いた旨を紹介しました。
その中で、芸能従事者が労災保険に加入できるようになった経緯とその重要性についても触れました。過去には労災保険の加入が難しく、事故や病気のリスクを個人で負うしかなかった点を挙げ、現在は芸能従事者の間で助け合いのネットワークが広がり、安心感が増している、頼もしく感じているという話を申し上げました。
その上で、文化庁が推進している「文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けたガイドライン」について質問しました。政府からは、ガイドラインが契約内容の明確化や労働環境の改善に寄与し、契約書のひな形や研修会、法律相談窓口が設けられていることが説明されました。また、芸能人やクリエーターに対するインターネット上での非謂中傷についても触れました。顔をさらして活動するということがどれほどのリスクがあるのか、そこで生き残っていく努力の大変さというのを、ボタン一つ、クリックーつで踏みにじる行為についての憤りを共有し、SNSでの誹謗中傷が深刻な問題であることを指摘しました。これに対して政府からは、総務省が中心となり、SNS上での誹謗中傷に対する相談窓口を設け、対応していることが報告されました。
さらに、自殺予防に関連して、芸能従事者を含む若者やクリエーターが直面する精神的なプレッシャー、その相談窓口に関する議論も行いました。私は、芸術分野でのメンタルヘルス問題に対して、厚生労働省や関係機関との連携が重要であることを訴えました。政府からは、厚労省が中心となり、関係省庁と協力し、自殺予防やメンタルヘルス対策を進めていること、また、24時間対応可能な相談窓口の周知や、支援の強化を行っているとの説明がありました。
最後に私からは、時代とともに価観観も変化していく中で、先人が築いてこられた伝統というのは大切にしながら、今を頑張る人のその力を十分に発揮できる、優しさあふれる社会になってほしい旨を述べ、質疑を終えました。